連携支援事業について

武蔵工業大学(現:東京都市大学)と室蘭工業大学は、従前より水素エネルギー研究において協力関係にあったが、この協力を一歩進め、私立と国立、東京と北海道という異なる特性を相互に補完し、さらにその諸条件の違いを積極的に活用し、より広汎な分野で、また従来の慣行を超えて全学的に連携を進め、両大学の改善と発展を目指すものである。

武蔵工業大学(現:東京都市大学)は永年にわたり、水素自動車の開発や、燃料電池の研究を行なって来ており、重工業都市の技術的土壌に支えられ、また学内でも水素エネルギー研究を行なっている室蘭工業大学と研究協力を進めて来た。今後とも連携事業の具体的取組の嚆矢としてこの研究協力を強化する。

これを足がかりに、教育面においては共通の教育プログラムの作成をはじめ、さまざまな交流活動を進める。また、大学運営においては共同の選抜試験の実施や就職支援、あるいは職員の交流やサテライトオフィス設置など、幅広い協力事業を行なうものである。