平成20年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
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地域連携部会 活動報告連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告315.3 電気化学的計測法とSEM・19F-NMRなど機器分析法の適用技術開発 この他、MEA調製時の最適化および運転開始後の性能安定性や劣化を診断するCV法、EIS法、LSV法などの電気化学的計測法の開発やフッ素系電解質膜や電極内イオノマー内のフッ素の散逸を計測するF-NMRやSEM/TEMの適用計測技術も進展している。6. 低温型SOFC電極の開発-ランタンガレート固体電解質膜を用いた燃料極支持型固体酸化物燃料電池の作製- 近年、固体酸化物形燃料電池(SOFC)の適用を拡大するために、作動温度の低温化が求められている。そのため高い酸素イオン伝導性を有するランタンガレート固体電解質材料が注目されている。しかし、作動温度の低温化に対応したより内部抵抗の低いセルの作製方法が求められている。そこで、薄い空気極と緻密な電解質膜からなる燃料極支持型固体酸化物燃料電池の作製に有用な電気泳動堆積法の適用を検討した。得られた積層セルの走査型電子顕微鏡を図9に示す。空気極と電解質の固相反応を抑制するための緩衝層を設けたセルとすることにより、セルの全抵抗を低減し各層の薄膜化による作動温度の低温化が図れる可能性が示唆された。7.次年度にむけての課題 平成21年度は、平成20年度と同様に要素技術の開発を継続して進めるとともに、平成22年度に定着用燃料電池システムとしてまとめるために、次のようなシステム化の検討を開始する。 ・�平成20年度に室蘭工大明徳寮で北海道開発局と室蘭工大が共同で実施した実証試験に用いた定置式燃料電池システムを母体とし、水素発生装置(アルカリ水電解方式)と制御系はこれを流用する。 ・�燃料電池は武蔵工大で開発を進めている技術をスタック化して使用する。明徳寮で使用したシステムは電気出力が3kWであるため、この近傍の出力性能を想定している。 ・��水素貯蔵部は、室蘭工大で開発を進めている水素吸蔵合金をシステム化して使用する。この一環として、今年度は電解質膜と電極触媒の開発に加えて作動温度150℃のセルの試作を行う。以上図9 燃料極支持型薄膜セルの走査電子顕微鏡
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