平成20年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
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地域連携部会 活動報告連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告501. はじめに 本研修の最大の成果は、自分自身の「今後の業務改善のヒント」や今後の「両大学の連携強化のためのヒント」を持ち帰れたことである。 当初の予定では学生課への派遣であったが、キャリアサポートセンター(以下CSC)での業務も体験させて頂くことで、幅広く見聞できる機会を頂くことが出来た。研修は『業務体験』と『ヒアリング』『学内見学』が中心で、前半がCSC・後半が学生課での研修となり、短期派遣だったために業務体験の範囲は限られたものになってしまったものの、「学生対応」をキーワードにした幅広いヒアリングをご快諾頂き、学生課・CSCに加え、入試課にまで及ぶ広範囲なヒアリングを行うことが出来た。さらに、CSCでは『学生の就職相談』も対応させて頂き、実際に就職活動中の学生対応が出来たことは、特に印象的な経験となった。以下は、研修期間中のスケジュールである。〇3/4(水)移動・PMオリエンテーション(研修の概要など)〇3/5(木)CSCでの業務研修、パンフレット整理など〇3/6(金)CSCでの業務研修、ヒアリング、学生対応同席〇3/9(月)�学生課にて業務研修、学生実態調査整理作業、 就職相談対応〇3/10(火)�学生課にて業務研修、ヒアリング、学内見学、 就職相談対応〇3/11(水)AM学生課にて業務研修の後、移動※3/7(土)・3/8(日)は校外研修(北海道大学見学など)その上で、今回の研修の成果を、以下の5点に集約した。2. 異なる環境・体制で働くことにより業務の 見直しを図る 国立/私立という両大学の基本的な成り立ちの違いからくる体制の違いはもちろん、全く環境が異なる中で業務を経験することにより、学生対応の違いや日常業務の違いを目の当たりにすることが出来た。 特に印象的だったのは『書類管理』の厳密さで、審議書類や企画書等はもちろん、日常的な業務資料に至るまで担当者起案→所属長承認→保管という管理体制が徹底されていることは大きな驚きであった。 このような『環境・体制の違い』にふれることで、自身の「常識」を見直す機会を頂くことが出来た。3. 業務改善のヒントを得る 特に就職支援行事について、多数のヒントを頂くことが出来た。本学の横浜キャンパスでは企業を招いての学内セミナーは2月に大規模イベントとして開催するのみであるが、室蘭工大では『木曜セミナー』として4月以降毎週開催し、多数の企業に参加を頂いていた。また、学科の就職担当教員との連携の強さは本学に比べても強く、本学では事務担当が担っている業務の多くを教員も分担しており、少人数の担当者でも事務が遂行出来ている要因であると感じた。 これらの取組のうち、特に学内セミナーの導入などは学生の内定機会の創出・効率化という観点から極めて有効であり、今後導入を検討し、学生サービスの向上に努めていきたい。4. 人的交流の広がりから刺激を受ける 単なる交流会レベルでは経験できない、人的つながり・人脈の広がりを持つことが出来た。学生関係・就職支援のみならず、入試・総務セクションの御担当者とも交流が持てたため、今後も情報交換を続けて行きたいと考えている。5. �次年度以降の研修を改善していくための視点 職員交流としては初のケースであったため、プログラム上改善すべき点を多数持ち帰ることが出来た。 一部私見を交えつつ、今後留意すべき点について述べておきたい。■大学運営部会 活動報告 職員交流委員会職員の相互派遣(短期研修を終えて)武蔵工業大学 横浜事務室学生・就職センター 小松 義直
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