平成20年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
56/146
地域連携部会 活動報告連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告541. はじめに 平成21年3月4日(水)~3月11日(水)の期間、武蔵工業大学図書館の利用者サービスの取り組みについて学ぶことを目的として、武蔵工業大学での短期研修に参加した。 研修先である世田谷キャンパス図書館、3月6日に見学した横浜キャンパス図書館、等々力キャンパス図書館の概要と特徴、及び世田谷キャンパス図書館の業務別概要について報告する。2. 各キャンパス図書館の特徴【世田谷キャンパス図書館】 建築学科の岩崎教授設計の建物で、重厚で居心地の良い雰囲気であった。座席数が多く、スペースもゆったりとしていた。蔵書数は約26万冊で、必要な資料を見つけやすいように、これ以上は増やさず回転を良くする予定だと伺った。新図書館に移転するときに大量に除籍を行ったそうである。 資料にはすべてICタグが貼付されており、資料利用、持ち出し防止等の管理を行っている。視聴覚資料(DVD 、CD、ビデオ)は本体を書架に配架し、利用者が自由に利用できるようにしている。 入退館、資料の貸出、施設・設備の利用には学生証(ICカード)を使用する。施設はメディア学習室、プレゼンテーション室(2室)、個人閲覧室(10室)がある。メディア学習室とプレゼンテーションルームはゼミの発表など、教員もよく利用するそうである。利用はweb上で予約をし、学生証(ICカード)で開錠と施錠を行う。そのため本学図書館のようなカウンターでの鍵の受け渡しがない。全館無線LAN接続可能であり、閲覧席には有線LANがある。PCロッカーでPCを借りることができ、館内のどこでも利用可能である。【横浜キャンパス図書館】(3月6日午後見学) 情報メディアセンターの建物内にある。蔵書は「環境」と「情報」に関する書籍を中心としている。 入館、資料の貸出・返却、施設・設備の利用には学生証(ICカード)を使用する。グループスタディルーム(予約可・25人程度使用可)が1室と、AVブース(写真1)がある。コピー機の他に、館内にスキャナー機が設置されていた。 AVブースは、「AVブース利用申込書」に必要事項を記入し、学生証と一緒に閲覧カウンターに提出して鍵を受け取り利用する。DVDはケースのみ配架で本体はカウンター保管なので、利用する場合は申込書に必要事項を記入しカウンターで貸出を行う。ビデオは本体ごと配架してある。本学図書館でもH21年4月から視聴覚室をブース形式にするので、運用方法などが参考になった。【等々力キャンパス図書館】(3月6日午後見学) ICタグ移行への工事と作業中であった。蔵書は人文社会系中心で約18万冊。学内にあるカフェに図書館所蔵の雑誌(就職関係、読み物系)を置く予定とのことだった。(写真2)図書館の資料を学内で利用されやすい場所に設置するというのは、利用者にとって良いサービスであると感じた。図書館としてだけではなく、大学全体として学生へのサービスを考えている点を参考にしたい。3. 業務別概要 業務別概要はそれぞれの担当の方に説明していただいた。本学と異なる点、印象に残った点を報告する。【システム関係】■大学運営部会 活動報告 職員交流委員会「職員の相互派遣(短期研修を終えて)」室蘭工業大学 図書・学術情報室 運用係 岩尾 有衣子写真2写真1
元のページ