平成21年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
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平成21年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書 資料編119かと思います。要するに乗ることに対して罪悪感があるんですよ。エネルギーを使うことに対してです。貧困層が増えていることもあると思いますが、価値観として、それをやるよりは歩いたり、自転車に乗るほうがかっこいいというように変わってきていると思います。それを復活させるためには、エコカーが進んでいく、あるいはバイオ燃料化を進めていくという形で乗っても環境負荷につながらない形にしていく必要があると思っております。話しがずれてきましたが、年配の方の価値観を変えていくのは、今からだと大変な部分だと思います。ただ私が情報発信しているのは、講演などは別にしてインターネットを使っているので年配の方だと難しいと思っていますので、本にして出したいと思っているのですが、体が一つですので忙しさと資金面の問題もあって実現しておりません。そういった方法でも情報発信をしていきたいと思っております。▶司会ありがとうございました。質疑応答は以上とさせていただきます。富永先生、ありがとうございました。ここで5分間の休憩を取らせていただきます。引き続き特別講演に移らせていただきます。始めに「エコモビリティの潮流~東京都市大学の取り組み~」と題しまして、東京都市大学水素エネルギー研究センター長特任教授の高木靖雄様にご講演いただきます。高木先生よろしくお願いいたします。▶高木靖雄氏(東京都市大学特任教授)皆さま、こんにちは。ただ今紹介いただきました東京都市大学の高木でございます。きょうは、このテーマでお話しさせていただきますが、私の現在のバックグラウンドは大学で燃料電池と水素エンジンの研究をしております。そういう意味では話の中に出てくる利用法は私から見ると子どもでございます。もう一つのバックグラウンドは、大学へ移る前は長年自動車会社で燃費低減やエミッション低減の研究をしていましたので、そういう観点で私の私見を中心に述べさせていただきます。これは現在の社会を表しているのでよく使っている絵ですが、産業革命以降過大に消費したエネルギーが原因で地域的にはいろいろな問題が起こっている。地球全体、グローバルとしても問題が起こっている。さらに自分自身がエネルギー資源を中心に浪費して現在の社会になっているということで、環境汚染や地球温暖化、エネルギー資源枯渇が3大課題として、これ以降は述べさせていただきます。ご存じのように島国では海面が上がったり、南極の氷が崩落したり、酸性雨で山林がこうなったとかの現象が世界中で見られます。富永先生の講演にありました内容そのものでございます。こういう観点から3大課題を解決するためには、省エネルギーや代替エネルギーなどのローカルな対応では解決できなくて、全体として取り組まなければならない。具体的に言いますとエネルギーそのものを変えなければだめだ、形態を変えなければだめだ、使用する道具も変えなければだめだ、同時に使用するシステムも変えなければだめだ、さらに国のエネルギーセキュリティーに関する政策などが一体でなければ解決できないという観点から、タイトルの「水素を衝としたエコモビリティ社会の潮流」、それと東京都市大学で取り組んでおります研究について紹介させていただきます。22世紀のエネルギー事情と水素の位置付けや燃料電池技術の開発の現状やエコモビリティに対する適応の仕方、水素燃料のインフラの問題まで触れまして、最後に私どもの研究に関して触れさせていただきます。これは日本エネルギー経済研究所が出している2100年までのエネルギー予測でございます。富永先生の絵とは少し違います。縦軸は世界のエネルギー需要量でございま
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