平成21年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
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地域連携部会 活動報告連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告12った研究者、学生、市民などにその取り組みと意義を認識していただくことが期待される、また、全国に今後の大学の在り方、大学間連携の効果、大学改革のあるべき姿を広く発信することができる。10)連携事業評価委員会の開催 本連携事業の適正な推進と効果的な予算配分を行うために、PDCAサイクルに則して連携事業評価委員会を設置し、本事業の評価を実施する。委員会は2名の連携推進委員に加えて、委嘱した2名の外部有識者からなる。本連携事業評価委員会は、教育研究事業の進捗状況を把握し、設備備品等の設置状況など、補助金の執行状況が適正であるかを審査し、問題があれば改善を促す。本委員会は実地検分を兼ねて東京都市大学と室蘭工業大学においてそれぞれ実施する。平成21年度において既に中間審査は終了し、平成22年度末に最終審査を実施する。限られた期間と予算の中で本連携事業を効率良くかつ効果的に推進するために、PDCAサイクルに基づいて事業を遂行する。本連携事業評価委員会はそのチェック機能を担うものであり、その適切な評価によって効果の高い事業へ予算を重点的に配分したり、よりよい事業へと改善したりすることが可能となる。 このほかに、連携推進委員会や各部会の実施、ならびに事業報告書の作成、HP掲載内容の更新等はこれまで通り実施する。 本章では、本事業の目的ならびに平成21年度に実施した事業と成果の概略、平成22年度において実施予定である事業とその期待される効果の概要について記述した。これらは、本事業が適切に運営されていることを示す資料の一部であると共に、今後事業を推進する中で過去の議論の経緯を示す記録となる。これまでに提案され、議論されてきたが、21年度には計画されなかったテーマも多々存在する。これらの多くは、本事業を効率的に推進するため、あるいは本事業の性格上そぐわないために、結果として採用されなかったものであって、その内容の優劣によるものではない。従って、今後の事業の過程においては、再度検討されるべきものも含まれている。 平成21年度実施事業については、与えられた課題の特色からその達成度については若干の高低があるものの、全ての課題において当初の目的を達成したと考えている。平成22年度は、助成金の予算措置のある最終年度であることから、概ね全てのテーマにおいて第一ステップの完成を目指すものとし、加えて今後の継続的な連携事業の実施のために予算獲得方法や事業の実施体制の検討を行うことが目標である。4. おわりに
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