平成21年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
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地域連携部会 活動報告連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告46である0.7g/kWhのレベルまで低減できる可能性も確認できた(図5)。1.4 モード走行によるNOx排出レベル 本エンジンシステムの開発では、上で述べたエンジン本体と噴射弁の開発、EGR等によるNOxの低減技術開発に加えて、次の要素技術の開発を行った。 (a)�水素に適したNSR(NOx吸蔵還元)触媒と適用技術の開発 (b)�車両走行に適用可能なエンジン制御、エンジン本体からのNOx低減燃焼制御およびNSR触媒制御を行う制御システムの開発 これらの開発技術をシステム化し、台上でJE05モード走行運転を行い、NOx排出レベルの評価を行った。この結果、EGR適合によりJE05モードエンジンアウトNOX平均排出量1.07g/kWhを達成した。さらに、NSR触媒とディーゼル酸化触媒の装着により、NOX平均排出量0.08g/kWhが得られ、触媒仕様の妥当性が検証され、現行2009年規制値である0.7g/kWhを大幅に下回るポテンシャルを持つことが確認できた(表1)。現時点では、上で述べたPCCの適合が不十分であるが、この適合により、NSR触媒の使用なしにより現行2009年規制値の達成に取り組んでいく。2.1 研究のスコープ 水素をはじめ種々の炭化水素燃料を使用可能な小型高出力SOFCシステム構築し、特に中温度領域(500℃から600℃)で動作可能な燃料電池システムに必要な知見を集積し、最適なシステムの設計・試作を行うことを目標としている。2.2 燃料極支持型セルの開発 現在、右図に示すようなチューブ型セル(独)産総研と共同研究)と板状型セル(独)物質・材料研究機構と共同研究)について燃料極支持型セルの研究を進めている。図1に板状型セルの模式図を示す。このようなセルに用いる固体電解質として、近年ペロブスカイト型構造を有する酸素イオン伝導体LaGaO3のA-site及びB-siteの一部をSr及びMgでそれぞれ置換したLaSrGaMgO系(LSGM)が注目されている。特に、この系の中でもLa0.8Sr0.2Ga0.8Mg0.2O3-δ(LSGM8282)は、最も高いイオン伝導性を有することから、固体酸化物型燃料電池(SOFC)の作動温度低温化に有効な電解質材料として期待され2. SOFC(固体酸化物形燃料電池)用電極の開発図4 PCC燃焼による低NOx排出特性図5 PCC燃焼のEGRによるNOx低減効果表1 JE05モード走行による排気性能
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