平成21年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
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地域連携部会 活動報告連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告72■研修日程 平成21年9月24日(木)~11月20日(金)■研修先部署 室蘭工業大学 教務課教育支援係 本研修の最大の成果は、2ヶ月間に渡り自身の職場を離れる事で、東京都市大学(以下、本学)教務課業務を客観的な視点で検証することが出来た事である。それに至るには、室蘭工業大学(以下、室蘭工大)の業務を体験させて頂き、両大学の業務を比較することが原点となっている。 本研修に臨むにあたり、設定した目標は以下の通りである。 「両大学における教務課業務全般を比較し、本学の教務課業務の改善要素を、就業体験を通じて持ち帰る事を目的とする」 この目標を事前に室蘭工大教務課教育支援係にお知らせし、大学院担当業務を中心に業務担当者レベルでの就業体験をさせて頂く事ができた。就業体験の詳しい内容については後述させて頂きたいと思うが、両大学の業務を比較する事を常に意識しながらの就業体験となった。 本研修で体験させて頂いた業務内容については、相互派遣で本学に派遣された青木要氏の業務マニュアルに沿って遂行することとなった。前項で述べさせて頂いた通り、大学院業務を主とした就業体験であった。これについては、本学での私の業務は大学院業務が主となっており、比較しやすい内容も多かった反面、両大学独自の内容もあり、新しい知識を学ぶ事ができた。室蘭工大で体験させて頂いた業務の具体的内容は以下の通りである。1.カウンター対応2.10月入学者(社会人選抜)の特例申請関係3.10月入学者の対応4.博士後期課程(以下DC)10月入学者ガイダンス5.T・A辞令交付式6.教育システム委員会見学7.T・A勤務時間の重複チェック8.学位論文送付9.文科省へ学位授与報告10.学報号外(論文要旨集)の校正・出稿11.DC受講者名簿作成・配布12.T・Aの変更依頼処理13.T・A提出書類処理14.全T・Aへの押印指導15.T・A出勤簿集計16.T・A10月分の勤務時間報告17.地区別懇談会(札幌会場)18.教育システム委員会資料作成19.水素関係シンポジウム見学20.その他(事務作業等) 前項の各業務において、業務比重の大きいものから小さいものまで、多岐にわたる業務を体験させて頂いた。ここではその中でも主たる業務について報告させて頂く。3-1.カウンター対応業務 カウンター対応業務については、別項の表1の通り、室蘭工大教務課の担当が本学教務課よりも多岐にわたるという点が顕著であった。両大学のこの相違点は、学籍管理の有無から生じていると考えられる。両大学の環境の違いから安易な比較はできないものの、学籍管理を教務課で担当している場合、他課との連携を含めた業務の動きがスムーズになっているという印象を受けた。また、証明書の窓口を一本化しているので、学生からしても分かりやすく、各部署にたらい回しにする事が少なくなっている。 現在の本学教務課で学籍管理を行う事は、業務量から見てもかなり難しいと思うが、室蘭工大教務課は「教務係」と「教育支援係」の二つの係に分かれており、完全に切り■大学運営部会 活動報告 職員交流委員会職員相互派遣(中期研修)報告東京都市大学 教務部教務課 澁川 耕一1. はじめに2. 就業体験の概要3. 主な就業体験の報告
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