平成22年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
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部材の衝撃問題に関する講義が行われ、参加したが学生から積極的に質問がなされた。さらに、室蘭工業大学工学部建築社会基盤系学科土木工学コース2年生科目である土質力学Ⅱを東京都市大学の末政直晃教授が担当され、東京都市大学工学部都市工学科2年生科目の土の力学を室蘭工業大学木幡行宏教授が担当された。末政教授は、図7に示すような学生が重要事項を書き込むように作られた資料およびアンケートを用意されて授業を進められた。図8に末政教授の授業の様子を示す。電気工学分野では、東京都市大学大学院電気電子工学専攻1年生科目の電力社会システム特論を室蘭工業大学の佐藤孝紀教授が担当され、放電プラズマの性質、環境汚染物質処理およびバイオガス改質による水素生成技術について説明された。また、東京都市大学の岩尾徹准教授が、室蘭工業大学工学部電気電子工学科3年生科目の高電圧工学の授業において、アーク放電の講義を担当され、放電の基本的性質から応用に至るまで、多くの写真や動画を含むパワーポイントを利用されて説明された。図9は電力社会システム特論を受講した東京都市大学の学生に対して行った、交換授業に関するアンケートを集計した結果である。交換授業が有用であり今後の継続を望む声が多いことがわかる。また、交換講義のメリットとデメリットの理由を問う設問では以下のような記載があった。(抜粋)〈メリット〉・ 自分の大学での講義以外で様々な講義を受けられるのは貴重だと思う・ 他大学の方に講義して頂くことで、新たな視点での見方を発見できる・ 普段学内のみで、閉じこもった空間で授業を受けているので、少し開放されたような、違った視点を持てる・ 自分の大学内のことだけでなく、他の大学でやっていることを知るとても良い機会だからいつもと違った視点の情報が聴けるのは非常に良いと思った。北海道のことなど〈デメリット〉・ デメリットはない。むしろメリットしかないと思う・ 先生方のご負担・ 教授の人に迷惑ではないのか図7 土質力学Ⅱの配付資料図8 末政教授の講義の様子図10 高電圧高学のアンケート結果図9 電力社会システム特論のアンケート結果連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告地域連携部会 活動報告評価委員会168

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