委員会報告
2009年3月12日
室蘭工業大学での短期職員研修を終えて(平成21年3月4日~11日実施)
国立と私立、東京都と北海道、1キャンパスと3キャンパス等々、両大学間で様々に異なる環境を直接体験することについて、今回の研修の意義を大きく感じた1週間となりました。
人とのコミュニケーションによって得るものは、文字や写真だけでは伝わらない活きた情報であり、さらに業務体験という実践を積むことで理解を深めることにもつながりました。武蔵工業大学(以下、本学)と異なる制度の知見を広めたこの研修を通じて得た成果を端的に表現すると、「制度や運営方法の比較指標の獲得」ということであり、本学における日常業務の遂行手段を幅広く検証し、改善要素を探る研修となりました。
研修先として受け入れていただいた室蘭工業大学(以下、室蘭工大)総務課の職員の皆様には、主に下記の制度や運営方法について、熱心に分かりやすくご紹介いただくとともに、体験可能な業務については、極力その機会を設けていただきました。
≪室蘭工大総務課において研修・業務体験を行った主な内容≫
①事務局各部署の業務分掌、②事務職員の研修制度、③入学式、学位授与式等式典の運営方法、④申請や届出、物品調達等に使用する文書の書式、関連部署への回付順、審議・決裁および承認等一連の手続き、⑤事務連絡、報告、審議事項等に関する協議方法、⑥事務連絡等を中心とした学内広報手段、⑦規程の整備、更新等の管理方法や教職員への公開手段、⑧学外者への大学施設貸出 ほか
本学との相違点は各所に存在し、本学における同種業務の運営方法を紹介、比較しながら情報交換を行いました。また、室蘭工業大学総務課以外にも、地域連携推進課や施設課における面談の機会も設定いただき、地元企業との連携体制や大学構内の防災、防犯体制等について優れた運営方法を学ぶことになりました。
本学の長所、短所の再確認につながった今回の研修は、新たなことを学ぶと言う点で新人職員研修と似たような制度でもあり、研修を受ける側の立場になって日々を過ごすことで、今後、下位職員に対する指導や研修企画等に役立つ貴重な経験にもなりました。副次的な成果として今後活かしていきたいと考えております。