ニュースリリース

  • 委員会報告 

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  • 2010年12月1日

大学・地域間連携シンポジウムを開催しました


 去る10月27日に戦略的大学連携支援事業による大学と地域が連携した取り組みの一環として,大学・地域間連携シンポジウム「低炭素社会への道標」を室蘭市内の総合会館蓬崍殿において開催しました。
 本シンポジウムは,連携事業による研究等の成果を地域社会に還元することを目的に行っているもので,昨年度に続いて2回目の開催となる今回は,温暖化対策への取り組みや環境ビジネスに立脚した内容の基調講演を行うと共に,両大学が3年間取り組んできた連携研究の成果発表が行われ,集まった約190名の市民や学生は熱心に聞き入っていました。
 基調講演は,株式会社日本総合研究所創発戦略センター所長の井熊 均氏による「グローバル環境ビジネスへのアプローチ~世界に見る大学・企業の技術連携による温暖化対策への取り組み~」と題して,中国のエネルギーや環境に対する取り組みを紹介し,スマートグリッド事業,環境都市開発事業など次世代の国づくりのために日本が目指すべき取り組みや,室蘭を含めた地域に求められる取り組みについて分かりやすく説明されました。
 連携研究の成果発表は,ハイブリッド水素エンジントラック,燃料電池,航空宇宙,超電導,原子力及び生体医工の6部門の連携研究について,両大学の担当教員がグループ毎に取り組み内容の発表を行いました。
 また,会場に展示コーナーを設け,6部門の各研究グループの研究成果を紹介するパネルや実験機器などを展示しました。さらに,燃料電池グループが開発したアルミニウムと水から取り出した水素を使って電力を得る燃料電池システムの実際の装置を展示し,パネルに取り付けたLED電球で作った文字が点灯する仕組みを公開しました。

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