委員会報告, 東京都市大学
2011年1月17日
特別講演会 『レアアース -ハイテク産業を支える希少な資源と稀有な性質-』を開催
平成23年1月12日(水)13時15分より、東京都市大学21C教室において、戦略的大学連携支援事業の特別企画として室蘭工業大学の佐藤一彦学長による特別講演会「レアアース -ハイテク産業を支える希少な資源と稀有な性質-」を開催しました。
講演会は13時15分より14時40分まで行われました。はじめに佐藤学長は、レアアースのもつ稀有な性質とその用途について説明、次いで、鉱物資源としてのレアアースの地球上での分布、算出形態、埋蔵量、主な生産方法について解説されました。「レアアースは、エレクトロニクス、ハイブリット電気自動車、水素埋蔵合金などハイテク産業に不可欠であり、その用途と需要は年々拡大を続けている。しかし多くの鉱物資源と同様に、地球上の限られた国や地域に偏在しており、資源に恵まれない国はその安定的確保にリスクを抱えている。我が国もその例外ではない。迫られているのは、グローバルな視野に立った資源確保の経済・外交政策と技術支援である。」と、パワーポイントを用い穏やかな語り口で分かりやすく講演されました。
講演会場には、学年末試験前にも関わらず、本学の学部学生・大学院生をはじめ教職員など約180名の熱心な聴衆が集まり、関心の高さを感じさせました。