ニュースリリース

  • 委員会報告 

  • DATE
  • 2011年10月11日

東京都市大学で学生研究交流会を実施しました

20110906 116.jpg

 東京で開催された2011年日本建築学会大会学術講演会(平成23年8月23日~25日)の期間にあわせ,学生研究交流会を8月26日(金)に実施しました.
東京都市大学世田谷キャンパス4号館建築学科棟会議室を会場に,室蘭工業大学からは,大学院工学研究科くらし環境系領域(建築社会基盤系専攻建築学コース)の濱幸雄教授,岸本嘉彦助教と研究室の学生4名(うち留学生2名)が参加し,東京都市大学からは,工学部建築学科 大村哲矢准教授,佐藤幸恵講師,工学部都市工学科 栗原哲彦准教授と各研究室の学生10名が参加し,コンクリートを主体とした材料分野,建築構造分野の研究室学生による研究発表が行われました.

研究発表会に先立ち,4号館および世田谷キャンパス図書館の見学を行いました.建築学科棟のオープンな製図室や図書館の立派な家具調度に驚く声が聞かれました.また,コンクリートを専門とする研究室ならではの,施工や構造などについても様々な質問や感想が飛び交いました.
研究発表会の発表題目の概要は次の通りで,構造材料,コンクリート構造物に関する幅広い内容で研究発表と活発な討議が行われました.
(室蘭工業大学)
・簡易透気試験を用いたコンクリート構造物の耐久性評価手法の検討
・シラン系表面改質材による鉄筋腐食抑制効果
・モルタル・コンクリートの乾燥収縮特性に及ぼす骨材種別の影響
・フライアッシュおよび高炉スラグ微粉末を用いたコンクリートの耐凍害性を考慮した自己修復効果の評価
 (東京都市大学)
 ・2次元弾塑性FEM解析を用いたPT耐震壁の地震時挙動
 ・第3期歌舞伎座における耐震性能に関する研究
・乳酸を用いて製造したコンクリート用再生骨材の品質調査

 はじめは緊張気味で質問の手が挙がらずにかたい雰囲気でしたが,徐々にうち解けて盛んな討議がおこなわれ,予定時間を超過するほどの盛り上がりをみせました.他の大学,研究室の研究内容は学生たちにとって大いに刺激になったようで,熱心に発表に聞き入り,メモをとるなどする学生の様子は教員側としても大変喜ばしく感じました.
 続けて開催された懇親会でも活発な意見が交わされ,また,学生同士の会話もはずみ,和気藹々と尾山台の夜を過ごすことが出来ました.
 

戻る